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【終了しました】「三鷹の古墳時代人どんな顔」展のお知らせ

更新日:2021年3月1日

1,300年前の古墳時代人の復顔像が完成しました!

横穴墓とは古墳時代後期から終末期に崖の斜面に作られたお墓で、三鷹市域には80基が確認されています。横穴墓からは人骨が保存のよい状態で発見されることも多く、そのうち6体の人骨を、古墳時代人骨としては日本で初めてゲノム解析が行われ、血縁関係が解明されています。今回そのうちの1体について「復顔」を行いました。7世紀の三鷹で暮らしていた古墳時代人に会いに来てください!この展示は、令和2年11月に行った考古学展示会「人骨から読み解く三鷹の古墳時代」の続編です。

復顔とは

人類学的な分析結果や所見に基づき、生前の顔を復元します。3Dプリンターで打ち出した人骨模型に筋肉組織(模型)を張り付け、皮膚の状態や毛髪等を復元します。人骨の分析と復顔の監修は国立科学博物館に依頼し、三鷹市との共同作業として行われました。

古墳時代人のプロフィール

・年齢:40代くらい

・性別:男性

・出土地:三鷹市羽根沢台横穴墓群9号墓(C人骨)

羽根沢台横穴墓群9号墓から出土した4個体の人骨のうち、状態のよい3個体のゲノム鑑定を行った結果、Aが父、CとBがその異母兄弟である可能性が示されています。

 

 

三鷹の地層を見に来てね

私たちの暮らす地面の下の地層断面標本を作成しました。富士山から飛んで来た火山灰や、九州の火山から飛来した火山ガラスを含む層などを、実際の地層からバリバリ剥ぎ取り、展示室の壁に張り付けました。3万5千年から昭和20年頃の歴史が、地層として堆積したようすを見学することができます。

常設展「モノからみた三鷹の歴史」

3万5千年前から近代までの、主に発掘調査による出土品から、三鷹の歴史を常設展示しています。特に古墳時代後期(7世紀)に造営された、国内5例目の貴重な上円下方墳「天文台構内古墳」のジオラマを展示し、そのかたちと場所から、この古墳に込められた当時の意図を探ります。今回の復顔と地層標本は、常設展示の展示物を追加するものです。

 

開催日:2021年3月11日(木曜日)〜2021年7月9日(金曜日)

時間:午前9時~午後5時

場所:みたかえる(三鷹市教育センター2階 / 住所:三鷹市下連雀9-11-7)

休館日:土曜日・日曜日、祝日

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